この記事ではWordPressテーマ「Genesis Framework(ジェネシス・フレームワーク)」が、なぜ世界的なブロガーやSEOマーケターに支持されているのか。
このテーマの機能や使い方を解説します。
この記事を書くにあたり、1つ明確にします。
私自身もGenesis Frameworkでサイトを運営していました。その経験から実際の使い勝手や気になる点も正直に語ります。
Genesis Frameworkとは
Genesis Frameworkは、高速で安全、かつ使いやすいサイトを作るために設計されたWordPressテーマです。2008年からWordPressのテーマを作り続けているStudioPress社によって作られました。
SEO系WordPressプラグインで有名なYoast SEOを生み出したJoost de Valk氏や、GoogleのMatt Cutts(マット・カッツ)氏、またWordPressの創設者Matt Mullenweg(マット・マレンウェッグ)氏にもおすすめされているテーマです。
今では全世界のコンテンツマーケターやブロガーに愛されるテーマになりました。日本でもいくつかのブログではGenesis Frameworkが紹介されています。
海外テーマにかかわらず日本でも人気のWordPressテーマです。
Genesis Frameworkは世界中のマーケターが愛用するWordPressテーマ
コンテンツの作成、コピーライティングで世界中から支持されるサイト「Copyblogger」は、Genesis Frameworkで作られています。
実際にコードを見てみても、Genesis Frameworkで作られていることが分かります。
また、上でも説明したようにGoogle社のMatt Cutts氏(SEOのエキスパート)や、日本でも有名なSEO系WordPressプラグインのYoast SEOも、このGenesis Frameworkについて太鼓判を押しています。
日本人マーケターの中にも、Genesis Frameworkを愛用している方が増えてきているようです。
私がGenesis Frameworkに出会ったきっかけ
私がGenesis Frameworkに出会ったのは、ウォッチしていた海外マーケターが使っていたからです。もう6,7年前です。
そう思い、独自で調べてみたら、Genesis Frameworkを使っていらっしゃった。そのことがきっかけで私もGenesis Frameworkを使うようになりました。
今ではGenesis Frameworkと検索すると、日本人が書いた多数のブログ記事が見つかります。しかし、当時はまだ日本語で解説された記事がほとんどありませんでした。
それでもマニュアルサイトを見ながらGenesis Frameworkの設定をしたのを覚えています。
Genesis Frameworkの凄い機能
上でもご紹介したように、数多くのSEO専門家がGenesis Frameworkを推しています。SEO系プラグインのYoast SEOのJoost de Valk氏も、Genesis Frameworkの機能性を認めています。
もちろん、日本でもたくさんのWordPressテーマが売られています。余計な機能が多数ついており、3万円を超える価格で個人が売っているWordPressテーマも多くあります。
有名なブロガーが「このWordPressテーマはSEO対策済みですよ!」と書いているから、それを見て多くの人が安心してそのテーマを購入してしまいます。
だけども、余計な機能のせいで、むしろページの表示速度が遅くなり、SEOに悪影響を及ぼしているWordPressテーマも多いんですよ。
日本のWordPressテーマを下げる意図はありません。もちろん、素晴らしいWordPressテーマも多くあります。
Genesis Frameworkの安心感は桁違い
ただ、Genesis Frameworkは20万人以上のユーザーがいて、50万以上(実際にはそれ以上)のサイトが Genesis Frameworkで作られています。
2010年にリリースされてから現在までずっと開発されつづけています。
SEOは業界の専門家のGreg Boser氏により、完全に最適化されています。セキュリティは、WordPressコアの第一線の開発者であり専門家のMark Jaquith氏のガイダンスにしたがって、強固に保護されています。
つまり、Genesis Frameworkは専門家集団による最高峰のWordPressテーマです。
常に安全。桁違いの信頼感があります。
豊富なオリジナルGutenbergブロック
Genesis Frameworkは、数回クリックするだけで、簡単にデザイン済みブロックを挿入することができます。
ページのエディター画面で、「Layouts」というボタンをクリックします。すると、
多数のデザイン済みページ/ブロックが表示されます。
あとはクリックをするだけで、瞬時にデザインされたページを挿入できます。複雑な設定や導入はありません。
実際にGenesis Frameworkを使ってみたレビュー
まず、Genesis Frameworkで作れるサイトのイメージとして、トップページはこんな感じです。
画像を置き換えるだけで、権威性が溢れるWordPressサイトが完成します。
WordPressにGenesisテーマをインストールする
Genesisを購入後、StudioPressのダウンロードページ(My StudioPress)から、Genesis Frameworkと子テーマをダウンロードしあます。
青いボタンをクリックすれば、Zipファイル形式でダウンロードできます。
ダウンロードしたら、まずはGenesis Frameworkから先にWordPressテーマにインストールしてください。
WordPress管理画面>外観>テーマに移動して、「テーマのインストール」からアップロードをするだけです。
そして、同じ手順で子テーマもインストールして有効化します。
ボタンをクリックして自動で設定をする
子テーマをインストールすると、設定画面に自動的に移動します。
「SET UP YOUR WEBSITE」と書いているボタンをクリックします。
デモサイトやプラグインが自動的にインポートされるまで待ちましょう。インポートが完了すると、上の画像のようにすべてチェックが入ります。
完了後、「VIEW YOUR WEBSITE」をクリックすると、インポートされたでもサイトを見れます。
固定ページ内のフロントページを編集する
では、このトップページを編集していきます。
WordPress管理画面>固定ページ>Homeをクリックします。そうするとトップページの編集画面が開きます。
ここで画像や文字を置き換えると下のように変化します。
どうでしょうか。色と文章と写真を変えただけでも良い感じですね。
サイトの設定をする
サイト全体の設定をするには、WordPress管理画面>外観>カスタマイズへ進みます。
このようにGenesis Frameworkの設定ができます。
SEOや色、CSS、その他の設定がカスタマイズから簡単に指定できます。
Genesis Frameworkのメリット(長所)
Genesis Frameworkには長所(メリット)と短所(デメリット)の両方があります。
- SEO最適化されている(専門家)
- セキュリティ強化されている
- 長年開発されている信頼感
- ブランディングを引き上げるデザイン性
- 余計な装飾を削ぎ落としたシンプルさ
- 自動更新
これらのメリットがあります。
Genesis Frameworkのデメリット(短所)
Genesis Frameworkにも2つのデメリットがあります。隠す必要はありません。
むしろ、この2つは理解したうえで使った方がいいです。
デザインが制限されている
まずGenesis Frameworkのデメリットの1つ目。デザインの制限です。
まず下の画像をご覧ください。
これがGenesis Frameworkの記事ページです。デザインはシンプルです。悪く言えば、飾り気がない。質素です。
お洒落なWordPressテーマに慣れた人には、この質素なデザインが我慢できないでしょう。
ただ安心してください。やろうと思えば、CSSで調整できます。
どうですか?h2タグをCSSで装飾しました。少しオシャレになりましたね。
やり方は簡単です。
.entry-content h2 {
color: #364e96;
border: solid 3px #364e96;
padding: 0.5em;
border-radius: 0.5em;
font-size: 25px;
}
このCSSコードをテーマに入れるだけです。
ここに入れれば、デザインは変えられます。
このように、CSSで装飾は自由にできます。
ただ、私がGenesis Frameworkを気に入っているのは、余計な装飾や機能が一切ないことです。
便利でオシャレなWordPressテーマは沢山あります。ですが、動作が重かったり、使わない機能が多すぎたりするんですよ。
そういう意味では、Genesis Frameworkのように厳選された無駄をそぎ落としたデザインは好ましいです。
英語が基本(でも直感的)
あなたが一番不安に思っているのが使い勝手ですよね?
海外テーマは英語です。そのため設定で苦労することが多いです。Genesis Frameworkも英語です。
ただ、ありがたいことにGenesis Frameworkは日本語に一部対応しています。例えば、SEO設定は下のように、記事編集画面からプラグインなしでSEO設定ができます。
その他にも、Genesis Frameworkの基本設定は日本語に対応しています。有志が翻訳してくれたんですかね。
大事な部分は、日本語対応しているので使う点で私は不満を感じませんでした。
普段からWordPressサイトを触っているなら、特に使いづらさは感じないはずです。
他の海外テーマに比べれば何億倍も使いやすいです。ほんとに…
もちろん、英語で分かりにくい部分もあるでしょう。
設定で聞きたいことがあれば、この記事下のコメント欄に書いてください。私が分かる範囲でお応えします。
Genesis Frameworkの価格・料金プラン
Genesis Frameworkには2つの料金プランが用意されています。
1.Genesis Pro&全子テーマを購入
このプランは、360ドルで購入できます。このプランを購入すると、Genesis FrameworkとStudioPress社の有料子テーマ10個がすべて手に入ります。
購入するとGenesis Frameworkや子テーマは、好きなだけサイトにインストールして使えます。”1サイトのみ使用OK”という制限はありません。無制限です。
2.子テーマをすべて無料で手に入れる
2つ目のプラン。それが無料で手に入れる方法です。
Genesis Frameworkの開発元であるStudioPressは、2018年にWP Engineによって買収されました。その結果、WP Engineは、利用するすべてのユーザーにGenesis Frameworkと、StudioPressのテーマをすべて使えるようにしました。
つまり、WP Engineを利用するなら、本来有料のGenesis Frameworkや他テーマが無料で使えます。
これからWordPressサイトを立ち上げようとしているなら、WP Engineも1つの案ですね。
私自身、海外向けの情報発信をするために、海外サーバーを借りて、サイトを運営しています。この記事を書いている現在、円安です。そのため海外向けに英語でブログを書いて稼ぐほうが手元に入るお金が増えます。一種の出稼ぎです。
WordPressサイトを運営するためにエックスサーバーやmixhostなど、さまざまな選択肢はあります。その中でも、海外を視野に情報発信をするならWP Engineも1つです。
Genesis Frameworkも無料で手に入りますからね。
Genesis Frameworkの購入方法
Genesis Frameworkの購入方法を日本語で解説します。海外サイトで支払うのは怖い不安も理解できます。
まずはGenesis Proの販売ページをクリックしてください。
ボタンをクリックします。
上の画像を参考に入力してください。
日本語で入力しないように注意してください。
「Billing currency」で支払う通貨を選べます。ドル決済もできますが、この記事を書いている現在ではドル高円安です。そのためユーロで支払うほうがトータルで見れば安いです。
そして「Continue to payment」のボタンをクリックします。
上の画像を参考に入力してください。
住所も英語で入力する必要があります。このサイトを利用すると日本の住所を簡単に英語に変換できます。ぜひどうぞ。
利用規約とプライバシーポリシーにチェックを入れ、すべて入力し終わったら、「Pay now」をクリックして注文に進みます。
海外サイトで支払うのが不安な方へ
気持ちは理解できます。海外サイトで支払う際には注意は必要です。
しかし、WP Engineに関しては、支払いが安全に保護されています。WP Engineは150ケ国に顧客を抱えており、確認できるだけでも150万以上のサイトが管理されている世界的に信頼できるプラットフォームです。
安心してご利用ください。
最大60日間の返金保証あり
Genesis Frameworkの返金保証について
まずGenesis Frameworkには返金保証があります。Genesis Proの購入から60日以内なら、全額返金ができます。
また開発元のStudioPress社はその他のテーマに関しても、30日以内であれば全額返金を約束しています。しっかりと保証を用意しています。安心して購入できますね。
ちなみに、Genesis Frameworkを使って、不明点や質問、バグがあればいつでもマイページ内のサポートを通じて問い合わせができます(英語)
最大60日間の返金保証あり
Genesis FrameworkについてのQ&A
Genesis Frameworkはスマホ対応ですか?
はい。Genesis Frameworkはスマホ対応のWordPressテーマです。スマホ以外にもタブレット端末やパソコンなど、あらゆるデバイスに対応したサイトデザインを表示させられます。
Genesis Frameworkで顧客のサイトを作ってもいいですか?
はい。公式でも言及されています。Genesis Frameworkを使って、ウェブサイトを構築することは許可されています。そしてGenesis Frameworkは無制限のサイトで使用できます。顧客が何人いても、問題はありません。全員のサイトを作ることができます。
何個のサイトで使えますか?
無制限です。Genesis Frameworkを1度購入すれば、あなた自身のサイトで無制限にインストールして使うことができます。
その場合も追加費用は発生しません。
Genesis Frameworkがおすすめな人は?
英語が読めない人、WordPress初心者は国産のWordPressテーマをおすすめします。Genesis Frameworkは設定やカスタマイズが英語です。分からないことがあっても、英語でマニュアルを読む必要があります。
Genesis Frameworkは、SEOで不安を抱えながらサイト運営をしたくない人向けです。英語が読めれば、設定自体は簡単です。サクサク設定をしたら、あとは面倒なSEO対策をする必要はありません。
Genesis Frameworkは以下の人におすすめです。
- コンテンツマーケター
- SEOブロガー
- 他と差別化したい人
Genesis Frameworkを開発しているStudioPress社はSEOに関してもプロフェッショナルです。信頼して使えます。
安心してコンテンツ制作に取り組みたい本格派の人にこそ、Genesis Frameworkをおすすめします。
Genesis Frameworkは日本でも使える?
日本でも問題なく使えます。実際に日本人でGenesis Frameworkを使用してサイトを運営されている方もいます。(私自身も当初はこのブログでGenesis Frameworkを使っていました)。
自信をもっておすすめします。
Genesis Frameworkは今後どうなる?
今後も開発されつづけます。2010年にリリースされてから現在までGenesis Frameworkは専門家により開発されつづけています。
私がGenesis Frameworkを推す理由は、その信頼感です。
【結論】私のGenesis Frameworkレビューまとめ
まず、Genesis Frameworkのレビューを読んでいただきありがとうございます。Genesis Frameworkはセキュリティ性も高く、最高峰の専門家によるSEOの最適化もされているWordPressテーマです。
日本、海外のWordPressテーマの中でもトップクラスの信頼と知名度があります。現在では世界中の何百万ものWordPressサイトでGenesis Frameworkが使われています。
「Genesis Frameworkよりも高機能なWordPressテーマがあるよ」そういう意見もあります。
ただ、機能が多くても使いますか?…ハッキリ言って、多くの機能は邪魔になるだけです。
デザインがゴチャゴチャになり、機能が多いせいで、ページ読み込み時間が遅くなり、サイト訪問者にストレスを与えるだけです。
ビジネスで重要なのはデザインではなく、成果を生むかどうかです。Genesis Frameworkは、その点でいえば、間違いなくおすすめできます。
最大60日間の返金保証あり
本質的なビジネス思考を持つマーケターにこそ、使ってほしいWordPressテーマといえます。
この人のWordPressテーマいいなぁ