【起業家向け】事業戦略の作り方・3つの手順

【起業家向け】事業戦略の作り方・3つの手順

どうも、藤井丈夫です。

資金調達にしろ、健全に事業を営むにしても重要になるのが事業戦略です。

事業戦略は「ビジネスの指針」ともいえます。どう進むのか、どうスケールするのか。経営者はその戦略を作らなくてはいけません。

しかし、ゼロ地点から起業したばかりの方は、事業戦略の作り方に戸惑うはずです。

安心して下さい。今回の記事では起業家がゼロから事業戦略を作り上げる手順を順を追って解説します。

なぜ事業戦略が重要なのか

事業戦略を作る

経済産業省のホームページに興味深いデータが掲載されています。

中小企業白書(https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/)によると、会社や個人事業の1年後の生存率は約72%です。

こう見れば「お、ほとんどのビジネスは生き残ってるんだな」と思えますが、反対に考えてみれば、今年起業をしても10人いたら3人は、1年後には倒産してしまっているわけです。

私自身、起業家がビジネスをはじめて上手くいかず廃業するケースを多く見てきました。

そこから私は1つ確信を抱くようになりました。重要なのは「生き残るための戦略」だと。

形式だけの事業計画ではなく、実際にビジネスで役立つ戦略こそが重要です。

なぜならビジネスにおいて自分が何をすればいいのかが分かっていれば、そのための行動を取ればいいだけです。

逆に言えば、何をすればいいのか分かっていなければ、どんな行動を取るべきかを迷います。

つまり、「これをやれば上手くいくんじゃないか」という希望的観測のせいで、ビジネスは廃業をする羽目になってしまうのです。

起業家が「成功する戦略」を作る3つの手順

成功するビジネスとは何でしょうか。

利益を出せばいいのか、熱狂的な顧客が増えればいいのか、自己満足であればいいのか。…実は成功するビジネスとは難しい定義です。

そこで私はこう考えます。「狙い通りに勝てるかどうか」ここを成功か否かの判定基準にします。

つまり、この方法で事業をおこなえば、自分が予想している通りにビジネス上の数字が達成できるか。

それは売上でも利益でも顧客数でも構いません。重要なのは自分が狙う数字を期間内で達成できるかという点です。

では、さっそく成功するビジネスを作るステップを3つに分けて解説します。

ザっとまとめると以下の3つの手順に分かれます。

  1. 目標設定
  2. 戦略作成
  3. 優先順位設定

①目標設定:行動を絞り込む

事業戦略と目標設定

自分が目指す地点にたどり着くために、ムダのない目標設定が必要です。

ムダなく効果的な目標を設定することで、最短距離で目標へと近づくことができます。

1年間でマイナス10kgを痩せるための目標設定、1年間で年商1000万円を生み出す為の目標設定は違いますよね。

目標を設定するためには、適切な目標を立てなくてはいけないのです。

事実、多くの起業家は目標設定を間違えてしまっています。そのせいで2年、3年経過しても目標が達成できないのです。

目標設定の多くの間違いを紹介します。それは「必要のない選択が多すぎる」という間違いです。

ToDoリストを削り、タスクを減らす

アナタが1日におこなうToDoリストはどうなっていますか?1日でどれだけのタスクをこなしますか?

1ヶ月間でどれだけの本を読もうとしていますか?その本は目標達成に必ず必要ですか?

そうです。おこなうタスクや選択肢が多すぎると、何をすればいいのかが分からなくなってしまいます。

その選択肢のほとんどは無駄です。マジメな起業家ほど、目標達成には関係がないタスクをToDoリストに入れて、読まなくてもいい本をリストアップしています。

やるべき作業を絞る

やるべき作業が増えると、1つ1つの作業の質が下がります。

やるべき作業が絞り込まれると、1つ1つの作業の質が上がります。

目標設定のコツは1つです。やるべき作業を絞るだけです。

グレッグ・マキューン氏の「エッセンシャル思考」にも「やるべき最低限のことだけを実践する」と解説されています。自分は今他に何をすればいいのか、ではなくて、自分は今何に集中するべきかを決めて下さい。

②戦略作成:シンプルなタスクリストを作る

シンプルなタスクリスト、タスクは減らせ

目標を作りました。あとはちいさな具体的なステップを作っていくだけです。

つまり、実際の行動は何をすればいいのかをシンプルに決めていきます。

ポイントは「シンプルさと具体性」です。

実際にビジネスの目標達成に必要なステップのみを作成します。タスクを無駄に増やす必要もなければ、長いステップも必要ありません。

もし、オンライン講座ビジネスを立ち上げるなら?

例えば、「オンライン講座ビジネスを立ち上げて、毎月安定した売上を確保する」という目標設定をしたとしましょう。

オンライン講座ビジネスで安定した売り上げを出すためには、シンプルに何をするべきでしょうか。

ここで1つ考えてみてください。アナタなら何をしますか?

…もし3年前の私ならこう考えたでしょう。

  • オンライン講座を撮影するための機材を購入する
  • オンライン講座のパワポ資料を作成する
  • オンライン講座を運営するシステムを契約する
  • 見込み客を集めるためにFB広告を出す

ただ、実はこれらの作業って本当に必要でしょうか?

一見すると、オンライン講座を立ち上げるために必要な作業に見えます。

しかし、わざわざオンライン講座を撮影するためにカメラやマイクを買わなくても、パソコン画面を録画して講座のコンテンツを作ることもできますよね。

オンライン講座のシステムを契約しなくても、Vimeoに講座をアップして、購入者にメールで動画視聴リンクを送ることもできます。つまりシステムも不要です。

…このように、実は自分が目標を達成するために、必要な作業は極めて少ないのです。思考をしましょう。自分がやるべき作業だと思っているリストから、必要ない作業を消しましょう。

③ 優先順位設定:作業に優先順位を付ける

行動、タスクに優先順位を付ける

ここまでで、目標を設定し、やるべき作業を整理しました。アナタのビジネス目標を達成する「最短距離」が出来上がっているはずです。

最後のステップは、それらのやるべき作業に優先順位を付けます。自分が何から手を付けるべきか、その順番を決めます。

優先順位に決め方もここまでのルールと同じです。「もっとも重要度が高い作業」を優先順位の上に置きます。

優先順位の付け方を間違えると、目標達成までの効率が下がります。

逆に、重要度が高い作業からこなしていくことで、目標達成までの距離が一気に縮まります。

実際にやってみると分かりますが、作業の重要度は均等ではありません。

10個やらなくてはいけない作業があるとしたら、そのうちの2つをこなすだけで目標は8割達成するということもあります。

起業家はシンプルな戦略を持て

戦略を策定すると聞くと、いかにも複雑で完璧な戦略設計をしなくてはいけないと思い込む起業家がいます。

しかし、私はむしろ逆のアプローチをおすすめしています。シンプルな戦略であるべき。

起業家がやったほうがいい作業を挙げるとキリがありません。

だからこそ、やったほうがいい作業ではなく、本当にやらなくてはいけない作業を絞り込むことです。

1日は1440分しかない

1日は1440分しかない

1日は24時間、24時間は、1440分です。人々が頭で理解している以上に、1日の時間は少ないのです。ぼやっと生きていると1日があっという間に終わってしまいます。

この積み重ねです。1日を無駄にすれば1週間、1ヶ月、半年、1年と時間を無駄にしてしまいます。

つまり、1日の中に「やらなくていい作業」に着手する時間はあってはいけません。

重要なポイントは、1日でおこなう作業は「本当にやるべき作業」のみを選んで下さい。それ以外は捨てて下さい。そして起業家、経営者にとって本当にやるべき作業とは「利益を生むことに直結する作業」です。

限られた時間でシンプルにやり抜きましょう。

それから、補足ですが、アナログだけど最も強力な「時間管理術」について別記事で解説しました。

>>【33分33秒の法則】キッチンタイマーを使った時間管理術

この記事は私が実践している方法です。読むことで、貴重な時間を最大限生産的に使う方法を習得できます。

売上の安定化、利益アップ、顧客のリピート化、どんな成果を期待しても、その全ては戦略次第で決まります。

ぜひ、この記事の内容がお役に立てば幸いです。

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