どうも、藤井丈夫です。
2021年以降、YouTubeで広告収入を稼いで夢のYouTubeドリームを実現しようと妄想を膨らませている人に向けて、現実を語ります。
結論をいえば、素人が2021年以降に YouTuber を始めても稼ぎ続けるのは極めて難しいです。状況が変わりました。
YouTubeで有名になって自己承認欲求を満たしつつ、広告収入で自動で入ってくる収益で飯を食う生活に憧れているなら辞めておくことを推奨します。
過去にも私は下のような記事を書きました。
>>【ブログはオワコンなのか】ブログだけの収入だとキツイ理由
ことある毎に「〇〇はオワコン」と言っていますが、根拠がなく言っているわけではありません。その証拠にYouTubeそのものはオワコン化しているわけではないのです。Youtubeの広告収入で飯を食うのがオワコンなのです。
下をご覧ください。
YouTubeがオワコン化しているわけじゃない
もちろんYouTubeの市場がオワコン化したからではなく、むしろYouTubeは今後も拡大し、伸び続ける動画プラットフォームであることは間違いないでしょう。
Statista(スタティスタ)の2019年の調査によるとYouTubeには世界中で20億人が利用しています。そして同年にYouTube公式からのデータによると、YouTubeの総視聴時間が1日あたり10億時間超えているそうです。
つまり世界中に20億人のユーザーがいて、なんと1日あたりトータルで10億時間以上をYouTubeで使っている。世界には74億人がいます。全人口で考えると1人当たり1日7.4分をYoutubeに費やしていることになります。
じゃあ、利用者が多いことはわかったと。投稿者側の視点で見ればどうなのか。実は、Tubefilterの2019年の調査によると、Youtubeには毎分500時間の動画がアップロードされています。
データから見ても落ちぶれる気配さえ見えません。
ですが、もっとミクロ的な視点でYouTubeを見てみると、YouTubeの広告収入でガッポリ稼ぎ続けようって考え方はハイリスキーだと思います。
なぜユーチューバーが広告収入で生きるのが難しいのか
2020年8月にこんなツイートをしました。
2019、2020年に芸能人がYoutubeを始めるようになった結果、今まで以上にYouTube内に大衆的なコンテンツがブチまけられるようになる。そこで面白味もない平均的な人生を歩んできた一般市民がYoutubeを始めても、芸能人に勝てるはずもなく。再生回数は極端にカリスマに集まるのは明白。
https://twitter.com/Uf8H2
このツイートは、ようするに芸能人がYouTubeにガンガン参入してきている実状、そして素人がどうなるのかを勝手に予想したツイートです。
そしてここからさらにツリー上で追いツイートをしています。
トップYouTuberも芸能界とかかわるようになる。結果、YouTuberは芸能人化する。で、そうなるとYouTubeで食ってきた彼らと芸能人との境界線がなくなる。
つまり、YouTuberはテレビと同じようなものになる。本題として、弱小の底辺の人間がYouTubeで勝つにはどうすればいいのか。
ユーチューバーと芸人がコラボする理由
ヒカルさんやラファエルさんはその例としても分かりやすいですよね。トップユーチューバーは芸能人ともコラボができます。これはお互いにメリットがあるからです。ユーチューバーも芸能人もお互いに再生回数を伸ばせます。なによりも芸能人にしてみれば、YouTubeという新しい市場で新しい層へのアプローチができるチャンスです。ファンを獲得する大きな機会になります。
https://twitter.com/Uf8H2
しかし、弱小の無名の個人YouTuberはそんなチャンスが降ってくるケースは稀です。
特に登録者数がない、尖った個性がない、実績や信頼がない、顔や見た目のデザインも芸能人には勝てない、と考えると、弱小の個人ユーチューバーはキツイゲームをすることになります。
弱小のユーチューバーが生き残る戦略
では、弱小のクソ雑魚素人Youtuberがまったく勝機がないかといえば、そうではなく、マジでガチ勝負を仕掛けるなら、これから勝負して勝つこともできると私は考えてます。それがこちらです。
徹底的なアングラ化に尽きる。ブランドを壊したくないトップYouTuber、芸能人では決してできないほどに倫理性のかけらもない道徳を失った過激で快楽的なコンテンツを
https://twitter.com/Uf8H2
YouTubeに投下していくことになる。その行きすぎた結果が「へずまりゅう」だがな。ただ彼は良い意味でも悪い意味でも勉強材料になる
イキったツイートをしていますが、ようするに常識を理解しつつ非常識なYouTuberになる、道徳を理解しつつ許容されるだけの非道徳を行使するYouTuberになれるなら、そこにチャンスがあります。
へずまりゅうが世間で嫌われる理由
へずまりゅうが世間で嫌われる理由は、許容されない超えてはいけない境界線を超え過ぎているからです。
へずまりゅうは踏み越えてはいけない笑えないレベルの迷惑異常行動を積み重ねた結果、ヘイトのみ集めることになったわけです。
へずまりゅうの過激な動画は総じてバッド評価が圧倒的です。しかし、例外としてへずまりゅうがゆたぼんとコラボしている動画は、それなりに評価されています。
彼が子供にはやさしいお兄ちゃん的な側面を出しているからです。この動画のみなら「普段は悪い奴だけど子どもには優しい」と認知されたでしょう。
へずまりゅうが支持者を増やすために
へずまりゅうがYouTubeで飯を食うなら、流石に踏み越えてはいけない境界線を越えないようにしながら、「クソ野郎みたいだけど実はいい奴」路線へ一気に切り替えれば、今より圧倒的に多くの支持者を増やせた。
彼は自分がやっていることが迷惑、非常識、非道徳であると理解していました。
そこでどこが境界線かを見て、そこをコントロールできたなら大成功とまでは言わなくても、今ほど嫌われなかったでしょう。
なんとなく言いたいことが伝わったでしょうか。もちろん、そんなめんどくさくてリスクが高いやり方で飯を食うなら、アルバイトをしてまともに稼いだ方が何億倍もマシだと、個人的には思うところです。
過激な動画はチャンネルBANされることを忘れてはいけない
それから過激な動画はモノによってはチャンネルもBANされます。
こちらが「ここまでならやっても大丈夫だろ」と境界線をこちら側がコントロールしているつもりでも、YouTube運営に問答無用でBANされる可能性もあります。
これはYoutubeのプラットフォームでやっていく以上は仕方がないです。
ということを踏まえると、これからYouTubeで飯を食っていくのは、割とマジで勧めない。リスクコントロールも難しく広告収入依存はきつすぎる。不安定。
まとめるとそんな話でした。もちろん、広告収入で稼ぐんだ、ということではなく、ビジネス上のマーケティング手段の1つとしてYouTubeを使うのであればいっさい問題ありません。
ぜひ賢くYouTubeを使いましょう。そんな話でした。ではまた。
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