この記事ではmixhost(ミックスホスト)とシンレンタルサーバーの比較をします。どちらも人気の国内レンタルサーバーです。
私自身もmixhostは2018年から2021年まで利用しており、シンレンタルサーバーは現在利用しています。
そのため実際の利用者として使い勝手を詳しく解説します。現在、mixhostかシンレンタルサーバーかで迷っている方の参考になれば幸いです。
シンレンタルサーバーとmixhostを簡単比較
短い回答:読む時間がない方のために説明します。
どちらを選べば失敗しないか。迷っているなら間違いなくシンレンタルサーバーをおすすめします。
各機能、特徴、比較はこの後に1つ1つ解説をしますが、料金に対するサーバー性能、いわゆるコスパ。使い勝手を考えた結果、シンレンタルサーバーの勝ちです。
以下では2つのレンタルサーバーを詳しく見た上で、比較をします。
まずは、シンレンタルサーバーから見ていきましょう。
シンレンタルサーバーとは
日本でシェア率1位、レンタルサーバーといえばエックスサーバー。
運営元のエックスサーバーが2021年に新しくはじめたのがシンレンタルサーバーです。
シンレンタルサーバーの特徴は「国内最速」です。他社レンタルサーバーと比較をしても、サクサク動作する使い勝手、表示速度を誇ります。
他社にはない技術をいち早く導入して、今後エックスサーバーに導入予定の新技術も先んじてシンレンタルサーバーに追加されています。
エックスサーバーが運営する安定感と、優先的に導入される新技術により、シンレンタルサーバーは早くも人気を高めつつあります。
mixhostとは
人気度が高い国内レンタルサーバーといえば、mixhost(ミックスホスト)です。2016年6月から現在まで運営されており、表示速度のスピードで定評があります。
なにしろWordPressサイトを高速表示できる機能「LiteSpeed Cache」が備わっています。この機能によってサイト表示速度は劇的に向上します。
ちなみにLiteSpeed Cacheが使えるレンタルサーバーは国内ではそれほど多くありません。
また、独自ドメインも追加し放題なので、無制限にWebサイトをハイスペックサーバーの環境下で運営することができます。
ん?ちょっと待って。シンレンタルサーバーとmixhostは両方とも「高速表示」をアピールしているけど、どっちの方が表示速度が上なの?
比較をして解説をします。
料金で比較
まず、料金プランで比較してみましょう。
mixhostには5つの料金プランが用意されています。
画像が小さく見にくいですよね。細かく見る必要はありません。5つのプランがあるんだなあと理解していただければ十分です。
この中で、最も安いプランがスタンダードです。初期費用0円、月額968円(36ヶ月契約した場合)です。
対して、シンレンタルサーバーのプランが以下の通りです。
利用期間 | ベーシック | スタンダード | プレミアム | ビジネス |
---|---|---|---|---|
3ヶ月 | 990円 | 1,980円 | 3,960円 | 7,920円 |
6ヶ月 | 990円 | 1,980円 | 3,960円 | 7,920円 |
12ヶ月 | 880円 | 1,780円 | 3,560円 | 7,120円 |
24か月 | 825円 | 1,650円 | 3,300円 | 6,600円 |
36ヶ月 | 770円 | 1,540円 | 3,080円 | 6,160円 |
4つのプランが用意されています。最安プランはベーシックです。初期費用0円、月額770円(36ヶ月契約した場合)です。
ここで、mixhostとシンレンタルサーバーの価格と性能を比較します。
特徴 | mixhost | シンレンタルサーバー |
---|---|---|
初期費用 | 0円 | 0円 |
月額費用 | 968円 | 770円 |
容量(SSD) | 250GB | 300GB |
メモリ | 4GB | 8GB |
CPU | 仮想4コア | 仮想6コア |
転送量目安 | 18TB | 27TB(月換算) |
無料お試し期間 | なし | 10日 |
mixhostには無料お試し期間はありません。しかし返金保証期間が30日間存在します。
この表は2021年12月1日時点です。全体的にどちらのレンタルサーバーが優れているかは、表の通りです。
全体的にシンレンタルサーバーの性能の方が高く、料金も安いです。
性能で比較
上で確認した通り、mixhostよりもシンレンタルサーバーの方が性能に対して料金が安いです。
mixhostもサーバー性能は高いです。ブログやサイトを運営するなら十分すぎる性能です。またmixhostにはWordPress高速化機能「LiteSpeed Cache」が搭載されています。この機能はシンレンタルサーバーには存在しません。
このLiteSpeed Cacheにより、mixhost内で運営されるWordPressサイトは高速表示させることが可能です。
一方で、シンレンタルサーバーにも高速化機能が存在します。Xアクセラレータ Ver.2が実装されています。この機能により、サイトの安定化&高速化が可能になります。
この他にも他社サーバーには存在しない最新技術を積極的に取り込むことで、「国内最速」を実現しているレンタルサーバーです。
どちらも早いです。が、両方使った経験からするとシンレンタルサーバーの方が早い感覚があります。
実際、mixhostには高速化機能・LiteSpeed Cacheが導入されていますが、この機能の設定を全部ONにしてフル活用しちゃうと、サイトのレイアウトが全部崩れてしまったんですよね。(LiteSpeed Cacheで設定ミスしてレイアウト崩れは「あるある」です)
そのため、mixhostで表示速度を限界まで高めきれなかったんですよね。それも理由の1つです。
ちなみにシンレンタルサーバーでは、高速化はしつつもサイトレイアウトが崩れるトラブルは1度も起きていません。
さて、ここまでmixhostとシンレンタルサーバーの性能比較をしました。
いわゆるコスパは断然にシンレンタルサーバーが上です。料金は安く、性能も高いです。
管理画面の使いやすさで比較
次にmixhostとシンレンタルサーバーの使いやすさを比較します。
管理画面を比較しましょう。サイト運営者が一番利用するページです。
まずmixhostでは、管理画面にcPanelというアプリを採用しています。このcPanelという名前を覚える必要はありません。
ようするに、このアプリを使っていることでmixhostは「とても多機能」な管理画面になっています。
cPanelに慣れ親しんでいる人からすれば当たり前かもしれません。しかし、初心者にとっては管理画面が複雑なんですよね。
「あれ?WordPressインストールはどこを設定すればいいの?」「ホットリンクの保護?Zone Editor?phpMyAdmin?なにそれ」
使っていて困惑します。私もmixhostの管理画面に慣れるまで半年間かかりました。
対して、シンレンタルサーバーは、以下のような管理画面になっています。
管理画面のデザインは今風ではなく、少し古臭い感じはします。しかし、mixhostよりも分かりやすいですよね。初心者でもどこで設定をすればいいのかが一目で理解できます。
2021年10月に私はmixhostからシンレンタルサーバーに引っ越しましたが、この管理画面の見やすさに改めて感激しました。使いやすすぎる。
初心者目線でいえば、シンレンタルサーバーの方が管理画面は使いやすいです。
サポート体制で比較
次に、サポート体制で比較します。
まず、シンレンタルサーバーでは、
- 電話サポート
- メールサポート
2種類のサポートが用意されています。電話は平日10時~18時まで受け付けています。メール対応は24時間いつでも送ることが可能です。
mixhostのサポートは、メールサポートのみ用意されています。mixhostのサポートに関しては電話サポートは用意されていません。ただし、私が過去にmixhostのサポートを利用した際には、迅速かつ丁寧なメール返信がありました。そのため、決してmixhostのサポートに対しては好印象を持っております。
ただ、サポート体制の手厚さで検討をするなら、サポートオプションが多いシンレンタルサーバーが安心です。やはり緊急時にはメールよりも電話で質問できる方が安心感があります。
これまでの実績で比較
これまでの実績を見てみましょう。
まずmixhostは2016年6月に提供開始しました。シンレンタルサーバーは2021年に提供開始しました。運営歴が長いのはmixhostですね。
また、mixhostでは
- アクセス処理速度満足度NO.1
- 表示スピード満足度NO.1
- アフィリエイター、ブロガー満足度NO.1
3つの満足度No.1を日本マーケティングリサーチ機構から獲得しているそうです。
一方で、シンレンタルサーバーの実績はまだ少ないです。しかし、シンレンタルサーバーの運営元であるエックスサーバーの運用実績をみると、mixhost以上といえます。
上記は、シンレンタルサーバーの運営基盤となるエックスサーバーの実績です。
これまで18年間の運用実績を持っており、現在で200万以上のWebサイトを運用している国内シェアNO.1のレンタルサーバーです。
私がシンレンタルサーバーを安心して利用できるのも、運営元がこれまで多くの実績を出してきたからです。名前も知らない会社が2021年に立ち上げたレンタルサーバーではありません。
シンプルな実績でいえば、mixhostの方が上です。しかし、運営元の運用実績も含めるとシンレンタルサーバーを安心して利用できることが分かります。
【まとめ】シンレンタルサーバーとmixhostはどっちがいい?
総括として、ここまでのmixhostとシンレンタルサーバーの比較表をもう1度貼っておきます。
特徴 | mixhost | シンレンタルサーバー |
---|---|---|
料金 | 〇 | ◎ |
性能(スペック) | ◎ | ◎ |
使いやすさ | × | ◎ |
サポート体制 | △ | ◎ |
実績 | 〇 | △ |
総合判断すると、シンレンタルサーバーの「勝ち」です。
どちらも優秀な国内レンタルサーバーです。初心者がWordPressブログをはじめるなら、どちらを選んでも問題ありません。
私はどちらも利用していますが、どちらも簡単にWordPressをインストールできるので、使い方で迷うことはないでしょう。
ただし、コスパ(料金と性能)、使いやすさは、シンレンタルサーバーが上です。
私個人としてはシンレンタルサーバーをおすすめします。実際に使っている私が断言します。それに当サイトもシンレンタルサーバーで運営していますからね。
さらに詳しくシンレンタルサーバーの機能・特徴が知りたいなら、私がまとめた解説記事をご覧ください。
>>【2022年】シンレンタルサーバーの機能・評判・使い勝手を徹底解説
では、今回はここで終了します。
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