どうも、藤井です。今回はリクエストをいただいたので、それにお答えします。そのリクエスト内容はこちらです。
「最近OpenAIのツールにもあります。出来上がった文書が AI で作られたかわからないようにする方法、このツールと組み合わせるといいなどありましたら教えていただきたいです」
こんなリクエストをいただいたんですね。この方がおっしゃっている OpenAIのツールに関してですが、それが「AI Text Classifier」というツールですね。
AI Text Classifierとは?日本語も使える?
AI Text Classifieとは、文章が生成 AI で作られたものなのか、人間が作ったものなのかを判定してくれる無料のツールなんですよ。
AI Text Classifierは無料、でも精度は極めて高い
この便利なAI文書を判定ツールをOpenAIが無料で提供してくれています。
使い方も簡単です。テキスト入力欄に文章を入力して、ボタンを押すと、その文章が AI で作ったかどうかを自動的に判定してくれます。
で、上の画像での文章は、私の実際のブログの記事の内容を入力しています。その結果、 「AI で作った文章ではない」と判定されていますね。
このように、かなりの精度で文章がAIで作ったかどうかを判定してくれます。
AI文章をAI Text Classifierで分析すると
実際にChatGPTについての文章をGPT4で作りました。つまりAIで作った文章です。
この文章を実際にAI Text Classifierで通してみると、「AI で作った文章である可能性が高い」と判定されましたね。
しっかり判定してくれますね。
海外でもAI Text Classifierをすり抜けようと試行錯誤している
そして、このツールが生まれたことで何が起きているのかというと、、実際にインターネット上で、「AI Text ClassifierでAI判定されないために、どうすればいいのか」そんな議論が巻き起こってるんですね。
こんなことが、マーケターを中心にいろいろな場所で議論されています。
ちょうど今、この画面上に表示されているのがBlack Hat World という SEOオタク、マーケッターが集まっていろいろと話し合える海外の掲示板ですね。
非常に面白い話題が並んでいることが多いので、私もよく見ています。
こういった掲示板でも、ChatGPTで作った文章をどうにかして AI判定されないようにできないかと、議論になっています。
YouTubeでも「AI Text Classifierで文章がAIとバレない方法」というような動画がたくさんアップロードされています。
どの動画も再生回数が10万回近く集まっていることからも、かなり需要が高いトピックということが分かりますね。
そんなわけで、今回の記事では私が「AI Text ClassifierでAI文章と判定されないためにやっていること」を具体的に解説します。
AIで文章を書いて、音声入力で加筆・修正をする
最初のお約束しますが、高額なツールは必要ありません。無料のツールをご紹介します。実際に私がやっていることをそのままご紹介していきますね。
まずはこちらの画面をご覧ください。
私がAIで作った文章です。KattebというAIライティングツールを使って作った文章ですね。この文章をAIで作ったと判定されないために、私がどんなことをやっているのか。
まず、基本的な文章の形は、AIで作っています。全体的な構成や、基本的なパラグラフはAIツール「Katteb」を使用して作っています。
ただし、このツールで作った文章は、やはりAI判定されます。
そのため、そのまま使用することはできません。
で、私がやっていることは非常にシンプルです。AI判定されないために、加筆・修正をしいきます。
「何だそんな単純なことか」と正直ガッカリしたかもしたでしょう。ただし、この方法にコツがあるんですよ。
そのコツは「音声入力で加筆修正をする」ということなんです。
無料のGoogle拡張機能「Voice IN」の使い方
実際に私が使っている音声入力ツールがこちらです。
私が使っているのが、Voice Inという音声入力のGoogle拡張機能です。この拡張機能は、マイクに向かって話した言葉をそのまま文章として入力できるツールです。
無料で使えます!
ちなみに、Voice Inの使い方は下の記事で解説しました。更に詳しい使い方に興味があれば、ぜひご覧ください。
GoogleChromeのメニューに表示されているアイコンを押すと、ページ上に音声入力をすることができます。
こちらの画像をご覧ください。
実際マイクに向かって話した言葉がそのまま入力されています。精度は極めて高いです。
どうでしょうか。かなりしっかりと文章として出力されてますよね。
このVoice Inを使うとキーボードタイピングをする必要もなくなります。自分がマイクに向かって話した言葉は、そのまま文字として入力ができるんですよ。
なぜVoice Inがブロガーに役立つの?
さて、このVoice InというGoogleChromeの拡張機能が何の役に立っているのか。
それは文章の加筆・修正を効率化してスピードアップになるからです。
やはりAIで文章を作ると、どんな優秀なAIツールを使用しても、「AIで作った文章だな」と一目でわかるものが生成されてしまいますよね。
だからこそ、加筆・修正をして、より自然な文章に書き換える必要がありますが、音声入力で過失修正をすると非常に素早く書き換えられるんですよ。
読み手がブログの記事を読んでいて変だな、少し不自然だなと感じる箇所があれば、音声入力でどんどんと書き換えていけるんです。
AI文章と音声入力の違い【実例】
「初めて◯◯も利用する人にとって、これは不安なポイントですよね」
この文章はAIで作りました。◯◯には特定のサービス名が入ります。文章として機械的で、少し不自然ですよね。
そこで音声入力をしてみます。
「使う人にとってはぶっちゃけめちゃくちゃ不安ですよね。今回の記事はその不安を全部解消する方法をお話ししますので、ご安心なさってください。じゃ、行きましょう」
どうでしょうか。かなり自然でカジュアルな文章が作れましたね。
AIで文章を作ると不自然です。しかし、音声入力で自然に書き換えられます。
なぜ音声入力でブログを書くと自然な文章になるのか
私が心がけていることは、画面の向こう側に読んでくれる相手がいることを、思い浮かべながらマイクに向かって話すことです。
そうすることで自然な文章を作ることができるんですね。
イメージとしては、カフェで一つの丸いテーブルを挟んで、相手が向こうにいると仮定しながら話しかける。その感覚で音声入力をすることが多いんです。
つまり、会話をする感覚で音声入力をして、 AI で作った文章にどんどんと加筆修正をしていきます。
これが実際にキーボードタイピングで文章を作るよりも効率的で、自然な文章が作れます。
Voice Inを使って音声入力でブログ記事を書く利点
実際に私のブログ記事はこの方法で書いています。おかげさまで私が書いた文章がAIではないと判定されているんですよね。
読み手にとっても、ブログ記事の情報価値と共に、読みやすさも感じてもらえる、そんな記事を作ることができます。
そして文章がAI判定されないために、自分の見解、エピソード、自分のストーリーを音声入力で入れていくと、より効果的です。
やっぱり、キーボードタイピングだと、頭で考えながら文章を作ってしまいますよね。SEOを意識しすぎたり、次どんなことを書こうかと手が止まってしまうことがあります。
音声入力の利点は、自然な語り口調でどんどんと文章を作っていけるということなんですよ。読み手のことを考えて自然な文章を簡単に作ることができるので、音声入力はおすすめですよ。
で、現在GoogleChromeを使っているなら無料のGoogle拡張機能「Voice In」を試してみてください。非常に便利です。認識の精度も高いので、使って驚くはずですよ。
AI文章がバレるかどうかより、大事なこと
ちなみに、私がこのAI時代で意識をしていることがあります。それ何かって言うと、「文章をAIで作るか、手動で作るか関係はなく、ひたすら役立つ情報を読者に提供していく」ここに注力をしているんですよね。
要するに、AIで作った文章=悪いとは思っていません。
むしろ、手動で文章を作っても読みにくいなら、AIで作った方がよっぽどいいです。
実際に、Googleの公式のガイダンスとして、以下の内容が発表されています。
自動化で作られるコンテンツの全てがスパムであるとは限らないということです。今までもスポーツの試合結果や天気予報、文字起こしなどの有用なコンテンツ作成で自動化されてきました
https://developers.google.com/search/blog/2023/02/google-search-and-ai-content?hl=ja
このようにGoogleも発表を出してます。このことからも分かる通り、AIで生成したコンテンツが完全に悪いことなのかと言うと、そこまでではありません。
SEOの専門家やライターの中には、勝手に「AIで作った文章はSEOとして低評価される」と思い込んでいたりするので、AI文章=悪とみなされることもあるようです。
Googleの見解を見ると、そうではないことが分かります。
AI時代のSEOはどうなる?
「コンテンツ イズ キング」この言葉は昔からコピーライティング業界でありましたよね。今も変わってはいません。
自分のコンテンツが、読み手のお役に立てるかどうか、読者を優先することが一番大事なことだと私は考えています。これは昔から変わらないただ一つの核の部分ですね。
Googleとスパム業者の小競り合い
昔から、Googleを騙して小手先のSEOでコンテンツを作りまくる、というような手法が繰り返され続けてます。AIが今ほど話題になる前から、この種の議論はされてきているんですよね。
スパム手法でGoogleを出し抜いて、そしてまたGoogleはそれを対策して、また新しいスパム手法が流行って、また対策…この繰り返しなんですね。
でもそんな中で10年、20年も前から変わらない根本は「コンテンツとしての価値」なんです。
つまり、どの時代でも読者を優先してコンテンツを作ってきた人は、生き抜いています。昔も今も、そしてこれからも変わらない。
AI文章×Voice Inで音声入力が効率的
ただAIで作った文章が悪ではないとは分かっていても、やはりAIで作った文章を、そのままブログで使ったりするのは怖いと思うんです。その気持ちはよくわかります。
だからこそ、AIを駆使しながらも、手動で修正して、ブログ記事を作っていきましょう。
今回ご紹介した、音声入力で加筆修正できるGoogle拡張機能「Voice In」は無料です。有料版もあります。
ですが別に無料版でも全然使えるので、是非このツールを使って、AIで作った文章を効率的に加筆修正していきましょう。
無料で使えます
本当はスクレイピングで大量に集めたデータを元に、APIをつないで、自動化して文章を作っていくのが一番ラクです。
それと比較すると、今回ご紹介した方法は少し手間に感じるかもしれません。
ですが、AI判定されない文章を作るためには、この方法が一番安心できる上に効率的だと考えています。
さて、今回頂いたリクエストに回答しました。AI Text ClassifierのAI文章判定で悩んでいる方は、まずはVoice Inをインストールしてお試しください。
この手法が参考になりましたら幸いです。
この記事のまとめ
他にも高額なツールでAI Text ClassifierのAI判定を回避する方法も、海外のYouTuberが解説しています。ですが、私は「そんな方法より音声入力でいいんじゃないかな」と思います。
AI判定されるかどうかより、「読みやすい文章を作るために、より伝わりやすい文章を作るために」ということが大事だと思ってます。
AI文章の不自然さを消していくぐらいの感覚でやっていけばいいんじゃないかなと思うんですね。
私のおすすめは、Voice Inで音声入力を使い、記事を自然に執筆する作業です。
自動化と、あとは手動というところをうまく組み合わせてコンテンツを作っていくことで、今後はAI判定をもっとうまく切り抜けられるツールが、どんどんと登場してくるでしょう。
ですが結局イタチごっこになります。
今の現状は、音声入力と AI の組み合わせで文章を作っていくのが良いと考えてます。
無料でできる方法ですからね。ぜひお試しいただきたいです。
ちなみにこの記事も音声入力で作っています。
では失礼いたします。
かなり使い勝手がいいんですよ。